第0回 - Visual Basicとは?

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今回の目標
Visual Basicについて知ります。
VBファミリーの構成や、Visual Basicの特徴を覚えます。

Visual Basicはマイクロソフトの言語製品です(実行画面はこちら)。
いわゆる「Visual Basic」というパッケージ(ここでは、ネイティブVisual Basicと呼んでおきます)もありますが、Office 97に搭載されているVBA (Visual Basic for Application)や、Internet Explorerの標準機能であるVBScript (Visual Basic Scripting Edition、これはWindows 98やWindows NT 5.0でも標準スクリプト言語として採用されます)など、いくつかのレベルの製品からなる製品群の総称でもあります。また、ネイティブVisual Basicのサブセットとして、バージョン5.0にはActiveX コントロール開発専用のVisual Basic Control Creation Edition (VBCCE)という無料の製品もあります。バージョン 6.0のCCEがリリースされるかどうかは、現在のところはっきりしていません。

この講座では、ネイティブVisual Basic(以下では、特に断りなくVBと書きます)を使ってプログラミングします。
ネイティブVisual Basicにもいくつかのエディションがあります。バージョン6.0では、Learning Edition, Professional Edition, Enterprise Editionの3種類あります。

VBの真の実力を実感するにはProfessional Edition以上が必要ですが、決して安い買い物ではないので(特に個人の趣味や勉強で使うには)、その場合はLearning Editionでも十分です。さらに、まずは体験して気に入ったらどれか買ってみようというのであれば、VBCCEがあればプログラミングを一通り試すこともできます。

それぞれのエディションの簡単な比較をしてみます。なおEnterprise Editionは企業のシステム開発用の製品なので、ここでは省略します。

  Professional Edition Learning Edition Control Creation Edition
アプリケーション(EXEファイル)の開発 Yes Yes No
ActiveXコントロールの開発 Yes No Yes
Activeドキュメントの開発 Yes No No
付属するコントロールの数 多い 少ない 少ない
アプリケーション開発の練習 - - Yes
注) Activeドキュメントとは、難しく言うと「ブラウザベースのアプリケーション」ということになります。多少高度なテーマが含まれてきますから、この講座では扱わないことにします。

以上から、予算が許すならばProfessional Editionがいいことがわかりますが、Learning EditionとCCEを使い分けることで、Professional Editionと同じようなプログラミングが可能になります。勉強だけであれば、CCEだけでもとりあえずプログラミングの手順を一通り体験することも可能です。

この講座ではProfessional Editionを使って説明しますが、Learning EditionやCCEでも同様の操作が可能ですから、財布と相談した上で(^^;)、どれか手に入れてください。Learning Editionを使う場合には、ネットワーク上や雑誌付録のCD-ROMなどでCCEも手に入れておくといいかもしれません。なにしろ無料ですから、持っていて損はありません。
まずはちょっと練習してみてからというのであれば、CCEを手に入れて(この講座で)勉強してみてください。その上で、VBが面白そうだと思ったら、Learning EditionなりProfessional Editionなりを買ってみるといいでしょう。

こちらのページでVisual Basicを、こちらではVBCCE 5.0を、それぞれ紹介しています。ご覧ください。


VBの特徴は、マウスを使って画面のデザインをするところから開発を始めるところです。これをRAD (Rapid Application Development)と呼びます。今ではRADの開発は珍しくありませんが、VBはRADツールの中でも早い時期に発表されたものでした。

C言語(あるいはC++言語)を使ってWindowsアプリケーションの開発をするのはかなり難しいところもあるのですが、VBははるかに簡単に、短い時間でWindowsアプリケーションを作成できます。初心者でも少し勉強すれば簡単なアプリケーションであればすぐに作れますから、サンデープログラマにも最適の開発環境です。


この講座では、Visual Basicの基本的な操作や文法からスタートして、簡単なアプリケーションやコントロールを完成させるまでを順を追って説明します。

それでは、スタートです!

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