Windows

ワイルドカード

ワイルドカードとは、簡単に言うとトランプのジョーカーのようなものです。

ジョーカーが場面に応じていろいろなカードの代わりとして使えるように、DOSのワイルドカードもいろいろな文字の代わりとして使えます

DOSのワイルドカードには、*と?の2つの文字があります。
「*」は、任意の長さの文字として使えます。
一方「?」は、任意の1文字の代わりとして使えます。

例えば、file*.txtは、file.txt、file1.txt、filenew.txt、file_seo.txtなどのファイルが該当します。また、file?.txtは、file1.txt、file2.txt、filea.txtなどが該当します。
拡張子にワイルドカードを指定することもでき、例えば、file.*は、file.txt、file.doc、file.filなどが該当します。もちろん、file*.*のような指定も可能です。

つまり、「dir *.txt」というコマンドは、カレントディレクトリにある、拡張子txtのファイル名全てを表示します。

注意しなければならないのは、ワイルドカードはファイル名の先頭部分には使えないということです。file*.txtや*.txtのような指定は可能ですが、「先頭の何文字かは任意で、fileで終わるファイル名」を指定するつもりで“*file.txt”をしても思い通りにはなりません。この場合は、*.txtと同じ意味で扱われます。

最初は難しいかもしれませんが、慣れるとDOSのコマンドで非常に便利に使えます。


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